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2019年7月14日 (日)

TV視聴、読書など (2)

読書。本当に本を読まないのだが、最近の流し読みのような読書:「人工知能に読書を教えたら」(岡本雄一郎)、「立憲的改憲」(山尾志桜里)、「バッハ『音楽の父』の素顔と生涯」(加藤浩子)。
「人工知能」は、はじめに、プロローグ、本編の6章でエピクロスから現代・現在までの古今の哲学者の考察をふんだんに引用しながらいろんな角度からAIと人間の違いをするどく述べてゆく。全体としては違いがむしろ小さいというかAIのできる範囲が十分に広いことを知らされる。第一章は、「AI vs 正義、人工知能に倫理を教えられるか」。ここだけでもいくつもの思考実験が紹介される。「トロッコ問題」、「トンネル問題」、「ロボット三原則」、「お迎え問題」、「新トロッコ問題」、「フレーム問題」、「人間フレーム問題」、等々。自動車の自動運転にどんな基準で危険回避策を選択させるかあれこれの例題が示される。判断の基準に「功利主義」、「義務論」のようなものがあるらしい。事故を避けられない状況で、ハンドル操作の選択により複数の被害ケースがあるとき、どのケースを選択するようにプログラミングするかがAIの倫理問題となる。平素な言葉で言えば一種の「究極の選択」問題だが、自動車会社は自動運転に事故対応ロジックをどう組み込むか、組み込まないか、悩むところらしい。この後も章を追っていろんな課題が述べられる。全体を終えるとそれじゃあれはどうなの、これは、と次々に質問したくなりAIに対する意識が変わること請け合いだ。

(2019年7月14日)

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